これだけある!相続の手続きで司法書士が対応できること
不動産の相続手続きをサポート
司法書士が対応できる仕事について紹介します。司法書士は不動産登記に関するスペシャリストなので、やはり不動産に関する相続手続きに強いです。戸籍謄本や物件の評価証明書など必要書類の取得、遺産分割協議書の作成、登記申請、名義変更などをサポートします。
これらの手続きは自分で進めることもできますが、求められる書類が多い上に書類作成には専門的な知識も必要です。まとめて司法書士に依頼することでスムーズに進められます。
相続人調査や相続財産の調査
相続人調査や相続財産の調査も司法書士で対応できます。相続人調査とは、財産を遺して亡くなった人物の身辺にどんな相続人がいるかどうかを調べることです。亡くなった時点で独身であったとしても、戸籍を詳細に調べることで初めて相続人が判明することもあります。
一方の財産調査とは、その名の通りどんな財産が遺っているのかを調べることです。不動産、預貯金、車などの資産の他にも、借金や未払い家賃などマイナス財産も相続対象となります。
遺言に関する手続きをサポート
自分の死後、どの財産を誰にどの程度相続するかをあらかじめ決めておける文書が遺言書です。司法書士は遺言に関する手続きのサポートも行っています。
遺言書は自分で書くこともできるものの、形式に不備があった場合は法的な効力を持ちません。遺言書の内容を確実に執行してもらいたいなら、公証役場で公証人との打ち合わせのもと作成する公正証書遺言がおすすめです。遺言書を作成することで、相続人同士での無益な争いを避けられます。