遺言書作成を専門家に依頼するなら！どこに頼むのが正解？
気軽に作成を依頼するなら行政書士
遺言書作成は様々な士業で対応可能です。ここではどこにお願いするのが正解なのかを解説します。司法書士、弁護士、行政書士の中では行政書士がもっとも登録者数が多く事務所を見つけやすいため、気軽に遺言書を作成したいなら行政書士がおすすめです。
行政書士は官公署に提出する書類の作成や手続き代行に長けていることから、法律に基づいた正しい遺言書作成もサポートできます。かかる費用は10万円前後であることが多いです。
遺産に不動産がある場合は司法書士がおすすめ
相続対象の遺産の中に不動産が含まれる場合は迷わず司法書士に遺言書作成をお願いしましょう。司法書士は不動産を始めとする登記業務のプロなので、複雑な不動産の権利関係にもスムーズに対応できます。費用が安く済むことも多いのでおすすめです。
デメリットとしては、司法書士は登録者数が行政書士の半数近くでしかなく、なかなか身近で見つけにくいことが挙げられます。遠方でも対応してもらえる事務所がないか探してみましょう。
相続争いが予想される場合は弁護士に相談
遺産相続を巡る争いが予想される、あるいはすでに泥沼化してしまっているなら、遺言書作成は弁護士に相談するのがおすすめです。裁判が必要になった際に司法書士や行政書士では対応できないため、争いが起こりそうな場合は最初から弁護士に依頼しておくと安心です。
ただし、弁護士に遺言書作成をお願いすると10万～20万円ほどかかります。司法書士や行政書士に頼むよりも費用が高額になりがちな点は頭に入れておいてください。
